地方議会の選挙制度は異常

衆議院選、参議院選でもないのに、立候補者の看板が立てられている時があります
大抵の場合、地方議会の選挙の立候補者です
日本では統一地方選挙と言って一斉に地方選挙を行います
実は
この地方議会の選挙制度は異常!!

なぜ?


現在、地方議会は単記非移譲式投票制度を取っています
何だそれ??
まず、単記とは投票用紙に書ける名前は1人分だけということです
ふむふむ、普通だ


では非移譲とは何か?
一言で言うと、同一政党からの立候補者の間で得票数を移譲することが出来ないといことです
これはとあるデメリットがあります
どういうこと?


具体的に、ある地域の選挙を考えてみましょう
ここにはA、B、Cの3人の立候補者がいます
AとBはx党、Cはy党に所属しています
この地域の住民は100人で、60人はx党を、40人はy党を支持しています
選挙をして、代表者を1人選びます
住民の人数比を考えれば、地域からの当選者はx党の人になるはずです
しかし、選ばれたのはy党のCでした


x党でないCが選ばれたのはなぜか?
得票数は
A 35票B 25票 C 40票
結果としてはCの一人勝ち!となっていたのです

実は、x党を支持する住民の票が
AとBの2人に分かれてしまったのです
もし移譲式ならBの15票をAに移すことができます
そうすれば、Aは50票になって当選!

ということは、非移譲式投票は同じ政党に所属するAとBをライバル関係にしている
これっておかしい!!
考えが似ているから同じ政党にいるのに、その中で差別化を要求している

結果

日本の地方議会の選挙制度

単記非移譲式投票制度は悪

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